茨高硬式野球部100周年事業サイト制作に関野事業部長と一緒に携わりました。10/16に会員限定サイトができ一足先にサイトを鑑賞させて頂きました。
昔の資料を見ていて大いに感激するとともに気付いた点がありましたので
ホームページに投稿させて頂いた次第です。長文になりますがご容赦願います。OB会員限定ページ・ギャラリーの項目に「明治時代創部説の存在」と言う文章がありました、そこで茨木高校百年史「1995(平成7年)発行」でその辺りのことを調べてみました。
学校創設期には学校行事として、大運動会(年1回)と小運動会(年に数回)と言う運動会が行われていたようです。
先ずP106に「第7回小運動会1897(明治30年9月)にベースボール競争を種目に入れた」と記載されています。
次いでP117「その他のスポーツ試合(球技試合)」の項で、茨木中学校(現茨木高校)では庭球、野球、フットボール等が盛んでよく各級対抗試合が実施された。
はじめて球技試合が行われたのは1901(明治34年)でこのときの種目はフットボールとローンテニスだった。その後、同年3月には野球の試合があった。野球の場合は1897(明治30年)第7回小運動会の種目として採用されたことがあるが、独立の球技大会としてはこれが初出である、と記載されています。
柔道・剣道は他校および他団体と対抗戦を行っていたようですが、球技試合では他校との試合を行ったという記事は見当たりませんでした。
以上のことから1895(明治28年)の学校創立から僅か2年後の1897(明治30年)には校内で野球を楽しんでいた人達がいたということになります。
付録 野球の歴史
1839(天保10年) ニューヨークのクーパーズタウンで始まる。
1869(明治2年) 初めてのプロ野球チーム「シンシナティ・レッドストッキング
ス」が結成されました。
1872(明治5年) 日本に野球が伝えられる。
1894(明治27年) baseballの和訳として「野球」が登場。
1895(明治28年) 茨木中学校(現茨木高校)創立。
1901(明治34年) ア・リーグ、ナ・リーグの8チーム体制が整う。
1915(大正4年) 第一回全国中等学校優勝野球大会(現全国高等学校野球選手権
大会)が開催。
1920(大正9年) 日本独特の軟式野球が始まる。
1921(大正10年) 茨木中学校(現茨木高校)硬式野球部誕生。
1936(昭和11年) 東京巨人、大阪タイガース、名古屋、東京セネタース、阪急、
大東京、名古屋金鯱の7球団により、日本職業野球連盟創立。
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松枝さんが投稿資料だけでなく、新聞社などから資料を集めて作成してくれた記事を吉川彌先輩は詳細にわたり見て頂きさらにツッコミを入れて頂いてます。制作を主導する立場ながらな球が下がる思いです。米寿間近でインターネット検索バリナリにされているようです。
100周年記念サイトへの投稿の少なさを残念な思いで語っておられます。
OBOG会員からの様々な想い出資料を見てみたいと期待されています。
本投稿で話題となっております「明治時代創部説」というのは
大阪府高等学校野球連盟70周年記念誌 (1993年刊)のp48にある以下の記載のことを指します。
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第四尋常中学校として開校した茨木中についてはその初期の野球についてはほとんどわからない。
ところが、大阪では最も初期に野球が本格的に行われていたことを思わせる記録が「北野百年史」にある。
その明治34年の記事に、堺中、天王寺中、北野中(当時堂島中)などという当時の大阪を代表するチームが京都一中に枕を並べて完敗したという記録がある。
その大阪のチームの一つとして茨木中が記されている。
これが事実であれば、茨木中は明治34年以前に野球は始まっていた。
また、京都一中との試合であることから考えれば、茨木中の野球は当時の大阪の中学校野球の水準に達した野球を行っていたのあろう。
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北野高校の百年史の文中に、明治時代の交流試合の一節に参加校「茨木中」の記載がある、というものです。
これ以外には今のところ当該の記録は一切見つかっておりません。